Speak Off the Cuff ! | EXTREME TEH DOJO

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馬の耳に念仏

2014.07.02(水)

第27回 ”パンクロック・サバイバーズ”

The Bermondsey Joyriders ファイル 41-1.jpg

Chris Musto、Gary J Lammin、Martin Stacey
ついに、ついに、我が最愛のCOCK SPARRERの元メンバーが来日します。
1977年のブリティッシュ・パンク・ロックファンの皆さん、今年はFUJI ROCK FESTIVALに行きましょう。

この興奮は、いったいどこからくるのかと言えば、2014年のFuji Rock Festivalのラインナップ発表を見て、”The Bermondsey Joyriders”の文字を発見!
眩暈して卒倒しそうになったところから来ているのです。

パンクロックファンの人、それもかなりしつこく細かく追っかけている人ならば、辛うじて知っている程度のバンドが、FUJI ROCK FESTIVAL登場です。

じゃあ、どんなバンドなのか?
COCK SPARRERのギターリストだったGary J Lamminと、CHELSEAのベースだったMartin Staceyが中心になり、2008年に結成した3人組のバンド。
当初のドラマーは恐らくHEAVY METAL KIDSの元メンバーだったみたいだが、すぐにメンバーチェンジしている。


ファーストアルバム ファイル 41-2.jpg

Johnny Thunders
2009年にファーストアルバム『The Bermondsey Joyriders』をFuel Injection Recordsからリリース。
音は、グラムテイストを加味した典型的なPub Rock系のパンク・ロック。
Cock Sparrerの名曲「Runnin' Riot」が入っているこのアルバム、The Lurkersのシングル「New Guitar In Town」をイメージしてもらえば一番分かりやすいかな。
FACESやHEAVY METAL KIDSをパンク的に解釈した、新しいところは全くないけど、パブで一杯引っ掛けながら楽しむような音楽だ。
”次にこんな音が出てきて欲しいなあ”と思うと、その通りの音が次々と出てくる。
予定調和じゃなく、痒いところに手が届く感じだ。COCK SPARRERのDECCAセッションを2000年代に再現(焼き直し)したような、溌剌とした音を出しているから、ついついにんまりしてしまう。
Johnny Thundersに捧げた「Part Of My Problem」や1977年スタイルのパンクそのものの「Who R Ya」はパンクファンにはたまらない曲だ。

セカンドアルバム ファイル 41-3.jpg

Noise And Revolution
2012年にセカンドアルバム『Noise And Revolution』をリリース。
このアルバムから、ドラムスに元Johnny Thunders & OddballsのChris Mustoが加入。
この人、パンク初期からシーンにいて、The Clash人脈でも名前の出てくる人で、Joe Strummerの「Love Kills」でドラムを叩いていたりします。
このアルバム、噂ではThe DamnedのRat Scabiesがドラムを叩いている曲もあるみたいです。
ファーストアルバムが、勢いで作った出来の良いアルバムだったのに対し、セカンドアルバムはしっかり作り込んだ素晴らしいアルバムにレベルアップしています。
何たって、CureやDepeche Modeのプロデューサー、David M Allenにディレクションを依頼しているらしい。
その上、一番の話題が、MC5のマネージャーだった、John Sinclairが曲間のナレーションを担当しているのです。
ライブのステージに参加している映像もあるので、MC5ファンの人は一見の価値があると思います。


60年代のブリティッシュ・サイケとブリティッシュ・ビートに70年代の初期パンクの感覚がうまくマッチしたこの作品、The Deviantsを過激にしたかのような趣がある。
特に「1977」と云うそのものズバリのタイトルの曲から、The Sweetの曲を今風に凶暴にしたかのようなアルバムタイトル曲「Noise And Revolution」を経て「Tru Punk」に繋がるあたりは、The Depressionsのアルバムを聴いているかのような錯覚に陥るほどスリリングな出来映え。

シングル:Brian Jones ファイル 41-4.jpg

シングル:Johnny Thunders ファイル 41-5.jpg

そして今年(2014年)、サードアルバム『Flamboyant Thugs』をリリース。
立て続けにシングル『Brian Jones / Johnny Thunders Was A Human Being』をリリース。
最近の用語で言うと”Punk Blues”色がとびっきり格好よい作品だ。
因にPunk Bluesの代表的なバンドJim Jones Reviewよりは、3人組ということもありハードエッジな印象だ。
シングルは、Brian Jones(The Real True Leader Of The Rolling Stones)とこれまた強烈!



この”The Bermondsey Joyriders”、久しぶりに”ブリティッシュ”という単語がぴったりなバンドなのだ。
泥棒マーケットで有名なロンドンのバーモンジー地区(テムズ川の南側、ロンドン・ブリッジ駅近くのサザークと言われるエリアのさらに東側に位置する)をバンド名に冠しているんだから。
東京ならば、深川って言う感じなのかなあ?より東の向島かな?まあいいか。
このイギリスというより、ロンドン下町のオヤジ達のご機嫌なパンク・ロックンロールで踊りたいと思うでしょ。
だから今年は都合のつく人はFuji Rock Festivalに行きましょう。

付録:

Little Roostrsのアルバム ファイル 41-6.jpg

(フランスでリリース)

The Little Rooster
ファイル 41-7.jpg

Live Album(ほとんど海賊盤)
Cock Sparrerが1977年7月に解散した後、Gary J Lamminが結成したThe Little RoostersのアルバムをThe Clash在籍中のJoe Strummerがプロデュースしています。


The Little Roostersには、Yazoo加入前のAlison Moyetが在籍していました。


CREDIT: TAYLOW / the原爆オナニーズ

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