馬の耳に念仏
2015.03.31
第35回 ”Amateur Wankers”
パンクロックの旅で、アメリカをさまよっていたが、今回はイギリスだ。イギリスのバーミンガムのバンドを紹介しよう。
バーミンガムといえば、Black SabbathやJudas Priestといったヘヴィーなバンドを思い浮かべる人が多いと思う。Dojoでお馴染みのNapalm Deathもバーミンガム近郊で結成されているから、やっぱりイメージ的には”重い”感じだ。
それでは、パンク期のバーミンガムはどうだったんだろう?
後にDexy's Midnight Runnersを結成するThe KilljoysのKevは”バーミンガムはロンドンと比べるとまだまだ”って言っていたけど、パッと思いつくだけでも、Suburban Studs、The Killjoys、Spizzといったところの名前が出てくる。結構格好いいバンドが居たといえる。
バーミンガムといえば、Black SabbathやJudas Priestといったヘヴィーなバンドを思い浮かべる人が多いと思う。Dojoでお馴染みのNapalm Deathもバーミンガム近郊で結成されているから、やっぱりイメージ的には”重い”感じだ。
それでは、パンク期のバーミンガムはどうだったんだろう?
後にDexy's Midnight Runnersを結成するThe KilljoysのKevは”バーミンガムはロンドンと比べるとまだまだ”って言っていたけど、パッと思いつくだけでも、Suburban Studs、The Killjoys、Spizzといったところの名前が出てくる。結構格好いいバンドが居たといえる。
⇒詳細
2015.02.28
第34回 ”Make A Record”
今回は、アメリカ中西部の"裏"重鎮バンド(と勝手に決め込んでいる)The Suicide Commandosだ。
メジャーからアルバムが出ているにもかかわらず、忘れられたバンドの筆頭じゃないだろうか。いや、忘れられたというよりも、日本では”知られていないバンド”と言った方がピッタリかな。よっぽど熱心なパンクロック・ファンでも、このバンドに辿り着くことは少ないかもしれない。だって、誰も情報を出さないんだから。メジャー・リリースなのに今まで一度も日本発売されていないことも影響しているんだろう。
メジャーからアルバムが出ているにもかかわらず、忘れられたバンドの筆頭じゃないだろうか。いや、忘れられたというよりも、日本では”知られていないバンド”と言った方がピッタリかな。よっぽど熱心なパンクロック・ファンでも、このバンドに辿り着くことは少ないかもしれない。だって、誰も情報を出さないんだから。メジャー・リリースなのに今まで一度も日本発売されていないことも影響しているんだろう。
⇒詳細
2015.01.31
第33回 ”Sex Drive”
私の大好きなパンク・ロックは、レコードコレクターのレコード箱の中に閉じ込められている作品が多くある。
要するに、売れなかったから幻になったものや自主制作で限定盤といった類いのものだ。
だけど、インターネットの普及により、アナログ盤に拘らなければ、珍しくなった音に自宅に居ながら簡単に接することが出来るようになっている。
この状況を逆手に取って、今年はあまり有名ではないパンク・ロックを出来るだけ紹介していこうと思っている。
中には、誰でも知っているようなバンドもあると思うけど、私の大好きなパンク・ロックをコレクターの箱から解放していこう。
要するに、売れなかったから幻になったものや自主制作で限定盤といった類いのものだ。
だけど、インターネットの普及により、アナログ盤に拘らなければ、珍しくなった音に自宅に居ながら簡単に接することが出来るようになっている。
この状況を逆手に取って、今年はあまり有名ではないパンク・ロックを出来るだけ紹介していこうと思っている。
中には、誰でも知っているようなバンドもあると思うけど、私の大好きなパンク・ロックをコレクターの箱から解放していこう。
⇒詳細
2014.11.30
第32回 ”ラモーンズの激情”
11月5日(水)、名古屋で”ラモーンズの激情”完全再現に行ってきました。
今回は、少しだけ特別な気分。
だって、2014年はRAMONESが1974年に結成して40年になるんだから。
それなのに、2014年7月にTommyが亡くなって、RAMONESのオリジナルメンバー4人は、この世にいなくなってしまった。
なんとなく感傷的な気分が重石をかけているのだ。
その気持ちを汲んでか、日本のラモーンズ・ファンがCJ ラモーンの日本公演を実現させてくれた。
今回は、少しだけ特別な気分。
だって、2014年はRAMONESが1974年に結成して40年になるんだから。
それなのに、2014年7月にTommyが亡くなって、RAMONESのオリジナルメンバー4人は、この世にいなくなってしまった。
なんとなく感傷的な気分が重石をかけているのだ。
その気持ちを汲んでか、日本のラモーンズ・ファンがCJ ラモーンの日本公演を実現させてくれた。
⇒詳細
2014.11.01
第31回 ”もう一つの北アイルランド”
今年、日本のパンク好きで話題になった映画と言えば、CRASSのドキュメンタリー『There Is No Authority But Yourself』だと思う。
その映画が、日本でDVD化されとのとほぼ同時期に、こっそりと、初期パンクのドキュメンタリー映画の『シェルショック・ロック』が出ている。
少し前に、東京で上映されたのだが、地方に住んでいるものには見ることが叶わなかっただけに、今回のDVD化は素直に嬉しい。
その映画が、日本でDVD化されとのとほぼ同時期に、こっそりと、初期パンクのドキュメンタリー映画の『シェルショック・ロック』が出ている。
少し前に、東京で上映されたのだが、地方に住んでいるものには見ることが叶わなかっただけに、今回のDVD化は素直に嬉しい。
⇒詳細
2014.10.01
第30回 ”The New Wave Of Post Hardcore”
PUNKって云うと、1977年なんだよね。
RAMONESにSEX PISTOLSと云ったバンドのことばかり、日本では語られる。
だけど、2014年の今、まだPUNKは存在しているから、現在進行形のバンドのことをたまには書いておこう。
日本のパンク好きな人たちが全く気にも止めていないようなバンドばかりだけれど、
海外のパンク好きな人たちが注目しているのは、今から書くようなバンドたちだ。
RAMONESにSEX PISTOLSと云ったバンドのことばかり、日本では語られる。
だけど、2014年の今、まだPUNKは存在しているから、現在進行形のバンドのことをたまには書いておこう。
日本のパンク好きな人たちが全く気にも止めていないようなバンドばかりだけれど、
海外のパンク好きな人たちが注目しているのは、今から書くようなバンドたちだ。
⇒詳細
2014.08.31
第29回 ”SCUM ”
DOJOな人ならば、即答で”Napalm Death”です。
それはそれで、大正解です。
しかし、今回は別の話です。
同じタイトルのイギリス映画があるんです。
その映画『SCUM』は、本国イギリスで”X指定”、
その上イギリスのいろいろな媒体の選出するランキングで、
”行き過ぎてしまった映画のシーンTOP10”の第3位になったり、
”気が滅入る陰鬱な映画Top30”の第19位に選ばれたり、
見る前に、見たくなくなるような情報ばかりが入ってくる映画です。
実は、この映画の字幕監修をやりました。
1979年の映画なんですが、いままで一度も日本で上映されていなくて、
今回が初上映の運びとなりました。
それはそれで、大正解です。
しかし、今回は別の話です。
同じタイトルのイギリス映画があるんです。
その映画『SCUM』は、本国イギリスで”X指定”、
その上イギリスのいろいろな媒体の選出するランキングで、
”行き過ぎてしまった映画のシーンTOP10”の第3位になったり、
”気が滅入る陰鬱な映画Top30”の第19位に選ばれたり、
見る前に、見たくなくなるような情報ばかりが入ってくる映画です。
実は、この映画の字幕監修をやりました。
1979年の映画なんですが、いままで一度も日本で上映されていなくて、
今回が初上映の運びとなりました。
⇒詳細
2014.08.01
第28回 ”Oi Oi Oi ”
本当に日本にやってきました。 The Bermondsey Joyriders!!
Fuji Rock Festival 2014、初日のド初発。会場に着くなり、Red Marqueeに直行。
ステージの後ろに、いかしたデザインのバンドロゴが掛かっている。
もうこの段階で”今年のFuji Rock Fesの目的達成”。ああ、なんと単純なこと。
なんたって、Gary J Lamminを1980年にThe Little Roosterで観て以来、久しぶりに見ることが出来た。私にPUNK・SKINHEADS・MODSがクロスオーバーしていることを教えてくれたバンドCock Sparrerの”やんちゃ坊主”が、オヤジになってもロックしている姿を生で確認できるチャンスが巡ってきたのだ。欲を言えば、ライブハウスで観たかったのだが、そんなこと関係ないほど、徹底的にやってくれました。
彼等のライブ・レポートはFuji Rockの正規ホームページ等で見ることが出来るからそちらを見て欲しい。
そのかわり今回は、暑い夏にとどめを刺す、Cock Sparrerのことや、Oiについて、下品にせめていきます。
Fuji Rock Festival 2014、初日のド初発。会場に着くなり、Red Marqueeに直行。
ステージの後ろに、いかしたデザインのバンドロゴが掛かっている。
もうこの段階で”今年のFuji Rock Fesの目的達成”。ああ、なんと単純なこと。
なんたって、Gary J Lamminを1980年にThe Little Roosterで観て以来、久しぶりに見ることが出来た。私にPUNK・SKINHEADS・MODSがクロスオーバーしていることを教えてくれたバンドCock Sparrerの”やんちゃ坊主”が、オヤジになってもロックしている姿を生で確認できるチャンスが巡ってきたのだ。欲を言えば、ライブハウスで観たかったのだが、そんなこと関係ないほど、徹底的にやってくれました。
彼等のライブ・レポートはFuji Rockの正規ホームページ等で見ることが出来るからそちらを見て欲しい。
そのかわり今回は、暑い夏にとどめを刺す、Cock Sparrerのことや、Oiについて、下品にせめていきます。
⇒詳細
2014.07.02
第27回 ”パンクロック・サバイバーズ”
ついに、ついに、我が最愛のCOCK SPARRERの元メンバーが来日します。
1977年のブリティッシュ・パンク・ロックファンの皆さん、今年はFUJI ROCK FESTIVALに行きましょう。
この興奮は、いったいどこからくるのかと言えば、2014年のFuji Rock Festivalのラインナップ発表を見て、
”The Bermondsey Joyriders”の文字を発見!眩暈して卒倒しそうになったところから来ているのです。
1977年のブリティッシュ・パンク・ロックファンの皆さん、今年はFUJI ROCK FESTIVALに行きましょう。
この興奮は、いったいどこからくるのかと言えば、2014年のFuji Rock Festivalのラインナップ発表を見て、
”The Bermondsey Joyriders”の文字を発見!眩暈して卒倒しそうになったところから来ているのです。
⇒詳細
2014.06.02
第26回 ”パンクは怒りの音楽”
1990年代にKornのメンバーが、”パンクはハッピーな音楽”みたいなことを言っていたと思うけど、1980年代の初頭、パンクは怒りの音楽だった。
今日本の政権が行おうとしている政策の先取りをした、”レーガノミックス”で大幅減税と積極的財政政策で”双子の赤字”を生んでいた社会状況に疑問を呈した若者が、パンクの表現を使って全米各地で活動をしていた。
その音の特徴は、The DickiesやStiff Little FingersやBuzzcocksよりも速い音楽ということになる。
代表的なバンドとして、西海岸のBlack Flagや中西部のHusker Du、東海岸のMinor Threatをあげることが出来る。
残念ながら、日本のパンク・ロック・ファンにまだまだ知られていない、良いバンドがたくさんあると思う。
先月のOffendersに続いて、今回も、そのようなバンドの紹介だ。
今日本の政権が行おうとしている政策の先取りをした、”レーガノミックス”で大幅減税と積極的財政政策で”双子の赤字”を生んでいた社会状況に疑問を呈した若者が、パンクの表現を使って全米各地で活動をしていた。
その音の特徴は、The DickiesやStiff Little FingersやBuzzcocksよりも速い音楽ということになる。
代表的なバンドとして、西海岸のBlack Flagや中西部のHusker Du、東海岸のMinor Threatをあげることが出来る。
残念ながら、日本のパンク・ロック・ファンにまだまだ知られていない、良いバンドがたくさんあると思う。
先月のOffendersに続いて、今回も、そのようなバンドの紹介だ。
⇒詳細
2014.04.30
第25回 ”I Hate Myself”
”テキサス”っていう言葉から何を思い浮かべるか?
MLBのテキサス・レンジャースか?NFLのダラス・カーボーイズか?それとも、NBAのヒューストン・ロケッツか?まあ。学校で習った”日本の国土並みに広い州”っていうところかな。
広大な土地に、カーボーイのイメージだよね。
何れにしても、あまりロックなイメージって無いと思う。
だが、テキサスはロックバンドの宝庫なのだ。なんたって、筆頭はZZ TOPだよ。
13th Floor Elevators、Red Crayolaだっている。
パンクなら、D.R.I.やThe Dicks、MDC、Big Boysが、すぐにあがってくると思う。
今回は、我が最愛のバンドOffendersの紹介だ。
MLBのテキサス・レンジャースか?NFLのダラス・カーボーイズか?それとも、NBAのヒューストン・ロケッツか?まあ。学校で習った”日本の国土並みに広い州”っていうところかな。
広大な土地に、カーボーイのイメージだよね。
何れにしても、あまりロックなイメージって無いと思う。
だが、テキサスはロックバンドの宝庫なのだ。なんたって、筆頭はZZ TOPだよ。
13th Floor Elevators、Red Crayolaだっている。
パンクなら、D.R.I.やThe Dicks、MDC、Big Boysが、すぐにあがってくると思う。
今回は、我が最愛のバンドOffendersの紹介だ。
⇒詳細
2014.03.31
第24回 ”爆発寸前 TOKYO”
パンク、いろいろな国と地域(といっても、アメリカとイギリス)をみて来たけど、遂に日本だ。
パンクが日本に上陸したのが1977年だったことは、今までいろいろ調べて来て解った。
じゃあ、日本のバンドは?となるはずだ。
実際、日本のバンドはどうだったのか?
パンクが日本に上陸したのが1977年だったことは、今までいろいろ調べて来て解った。
じゃあ、日本のバンドは?となるはずだ。
実際、日本のバンドはどうだったのか?
⇒詳細
2014.03.06
第23回 ”サタデー・ナイト・ポゴ”
1978年と言えば、ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョンの”サタデー・ナイト・フィーバー”だ。
音楽は、ビー・ジーズの「ステイン・アライブ」で、ディスコに行って、皆で同じステップを踏んでいた。流行のファッションは、サーファールック。
ある日、友達と話をしていたら、サーファーの友達が、”パンクにはまっているんだろう?”って訊くから”もちろん”て答えると、”今度聴かせてくれよ”って言うじゃないか。なんで?って思っていると、彼が”アメリカのプロ・サーファーは今パンクを聴いているらしいんだ”って教えてくれた。
なんでも、”パンクが波に合う”ということだった。
彼のリクエストしてきたのは、RAMONESじゃなくてElvis Costelloだった。
音楽は、ビー・ジーズの「ステイン・アライブ」で、ディスコに行って、皆で同じステップを踏んでいた。流行のファッションは、サーファールック。
ある日、友達と話をしていたら、サーファーの友達が、”パンクにはまっているんだろう?”って訊くから”もちろん”て答えると、”今度聴かせてくれよ”って言うじゃないか。なんで?って思っていると、彼が”アメリカのプロ・サーファーは今パンクを聴いているらしいんだ”って教えてくれた。
なんでも、”パンクが波に合う”ということだった。
彼のリクエストしてきたのは、RAMONESじゃなくてElvis Costelloだった。
⇒詳細
2014.02.01
第22回 ”ロックンロールでなければ何でもいいんだ”
パンクロックの魅力、それは”ロックンロールでなければ何でもいいんだ”っていう宣言かな。
その言葉から連想するのは、WireやSubway Sectなんだけど、
パンクがポスト・パンクに突入する1978年に焦点をあてると思いもよらないバンドが同じアプローチをしていた事に気が付く。
その言葉から連想するのは、WireやSubway Sectなんだけど、
パンクがポスト・パンクに突入する1978年に焦点をあてると思いもよらないバンドが同じアプローチをしていた事に気が付く。
⇒詳細
2014.01.07
第21回 ”Skateboad Hard Rock”
今回は、”パンクの検証”はお休み。
久しぶりに、気軽にいきます。
いろいろなところで、2013年のべストアルバムが選ばれています。
と言う事で、私が2013年に入手した作品で気に入っているものを紹介します。
久しぶりに、気軽にいきます。
いろいろなところで、2013年のべストアルバムが選ばれています。
と言う事で、私が2013年に入手した作品で気に入っているものを紹介します。
⇒詳細
2013.12.01
第20回 ”突然、僕たちは何でも出来るようになったんだ”
”パンク・ブーム”は1978年の幕開けと同時に終わってしまった。
マスメディアや音楽紙は、新しいブームを作り出すことに勤しんでいるのだから、”1977年はパンクの年”でよかったのだ。しかし、同じネタを長く使う訳に行かない。
”パンク・ブーム”も終わってもらわないと次に移行出来ない。
そんな時、絶好のタイミングでSex Pistolsが空中分解した。これで、話題に事欠かない。”パンク・ブーム終焉”だ。
ところがどっこい、パンクは生きていた。
ステレオタイプ化したパンクは死んでもらって結構。パンクは自由な発想で新しいことに挑戦していた。
マスメディアや音楽紙は、新しいブームを作り出すことに勤しんでいるのだから、”1977年はパンクの年”でよかったのだ。しかし、同じネタを長く使う訳に行かない。
”パンク・ブーム”も終わってもらわないと次に移行出来ない。
そんな時、絶好のタイミングでSex Pistolsが空中分解した。これで、話題に事欠かない。”パンク・ブーム終焉”だ。
ところがどっこい、パンクは生きていた。
ステレオタイプ化したパンクは死んでもらって結構。パンクは自由な発想で新しいことに挑戦していた。
⇒詳細
2013.10.31
第19回 ”吹き出物は気にしない”
1977年11月、遂にSex Pistolsのアルバムが発売された。
先ずタイトルの意味が解らない。邦題は『勝手にしやがれ』だった。
フランス映画みたいで、なんとなく、気に入らなかった。
英語のタイトル『Never Mind The Bollocks Here's The Sex Pistols』の意味が不明だった。
"bollocks"が手許にある英和中辞典に無い。
スラングだろうと思って、スラング辞書を見ても載っていない。
先ずタイトルの意味が解らない。邦題は『勝手にしやがれ』だった。
フランス映画みたいで、なんとなく、気に入らなかった。
英語のタイトル『Never Mind The Bollocks Here's The Sex Pistols』の意味が不明だった。
"bollocks"が手許にある英和中辞典に無い。
スラングだろうと思って、スラング辞書を見ても載っていない。
⇒詳細
2013.10.01
第18回 ”エルビスは死んだ”
1977年8月17日、”エルビス死す”の報道が、昼過ぎ頃にあった。
”エルビスもビートルズもローリング・ストーンズも要らない、いまは1977年なんだぜ!”
まさにその通りになってしまった。
エルビスが亡くなった時、毎日聴いていたのは『THE ROXY LONDON WC2 ( Jan - Apr 1977)』。
Slaughter And The Dogs、The Unwanted、Wire、The Adverts、Johnny Moped、Eater、X-Ray Spex、Buzzcocksを何度も何度も繰り返し、むさぼるように聴いていた。
”エルビスもビートルズもローリング・ストーンズも要らない、いまは1977年なんだぜ!”
まさにその通りになってしまった。
エルビスが亡くなった時、毎日聴いていたのは『THE ROXY LONDON WC2 ( Jan - Apr 1977)』。
Slaughter And The Dogs、The Unwanted、Wire、The Adverts、Johnny Moped、Eater、X-Ray Spex、Buzzcocksを何度も何度も繰り返し、むさぼるように聴いていた。
⇒詳細
2013.09.03
第17回 ”ロンドンは燃えている!”
1977年、盛夏。
遂に、ロンドン・パンクの音が聴けるようになってきた。
分かってきたことは、ロンドン・パンクはシングル盤中心であること。
しかし、シングル盤がメインと云われても、どうやって手に入れたら良いのか分からず、東京に高速バスで行って、新宿の”新宿レコード”や”シスコ”、下北沢の”五番街”で探すしか手は無かった。
遂に、ロンドン・パンクの音が聴けるようになってきた。
分かってきたことは、ロンドン・パンクはシングル盤中心であること。
しかし、シングル盤がメインと云われても、どうやって手に入れたら良いのか分からず、東京に高速バスで行って、新宿の”新宿レコード”や”シスコ”、下北沢の”五番街”で探すしか手は無かった。
⇒詳細
2013.08.01
第16回 ”ロンドン・パンク”の嵐!
すこしずつ、過激なパンク・ファッションの情報が入ってきた。
年初に分かったクールなニューヨークのものとは全く違う、若さ爆発のロンドンのものだ。何が驚いたって、その奇妙キテレツな格好だ。
まず、髪の毛は超短髪でないといけないらしい。パンクの第一歩は、長髪と決別することらしい。次は、服に安全ピンをメチャクチャに刺すらしい。それも、10個や20個なんていう数を無造作に。安全ピンを刺したら、次は鎖を付けて、カミソリも服に付ける。服は、ジャケットやワイシャツを切り刻んで、バンド名やメッセージを書き込む。
これだけやれば、パンクだ。
年初に分かったクールなニューヨークのものとは全く違う、若さ爆発のロンドンのものだ。何が驚いたって、その奇妙キテレツな格好だ。
まず、髪の毛は超短髪でないといけないらしい。パンクの第一歩は、長髪と決別することらしい。次は、服に安全ピンをメチャクチャに刺すらしい。それも、10個や20個なんていう数を無造作に。安全ピンを刺したら、次は鎖を付けて、カミソリも服に付ける。服は、ジャケットやワイシャツを切り刻んで、バンド名やメッセージを書き込む。
これだけやれば、パンクだ。
⇒詳細
2013.07.01
第15回 ”パンク”日本に上陸!
1976年、台風シーズンに日本上陸したパンク。
この時、パンクといえばニューヨーク・アンダーグラウンドを指すものだった。
『ラモーンズの激情』の解説で「都会のスラムに生きる若者たちの生態をみごとに浮きぼりにしている」と書いてあるのを読み、こういったロックが流行っているんだと思っていた。
まだ、TelevisionもBlondieも写真だけで、音は知らなかった。
この時、パンクといえばニューヨーク・アンダーグラウンドを指すものだった。
『ラモーンズの激情』の解説で「都会のスラムに生きる若者たちの生態をみごとに浮きぼりにしている」と書いてあるのを読み、こういったロックが流行っているんだと思っていた。
まだ、TelevisionもBlondieも写真だけで、音は知らなかった。
⇒詳細
2013.06.01
第14回 ”パンク”日本上陸はいつ?
「同じ革ジャンを着ているヤツがいたら、俺は革ジャンを捨てるね。」
パンク野郎について初期の情報はこんな感じだった。
現在使われている”パンク”はいつ日本に上陸したんだろう?
1975年か1976年のどちらの年に上陸したんだろう?
当時のメジャーな音楽雑誌を読み返せば時期がある程度特定できるのではないか?
パンク野郎について初期の情報はこんな感じだった。
現在使われている”パンク”はいつ日本に上陸したんだろう?
1975年か1976年のどちらの年に上陸したんだろう?
当時のメジャーな音楽雑誌を読み返せば時期がある程度特定できるのではないか?
⇒詳細
2013.05.01
第13回 パブロック革命~知ったことか
プロトパンク~パンクへとまっすぐにつながっているはずなのに、何故かイギリスを経由して、またアメリカに戻るという奇妙な経験をしてしまった。
Dr. Feelgoodがラジオでかかった。「I Don't Mind」だったと思う。
シンプルでイカす。何しろ曲が短い。"このバンドいいよ!"って思っていたら、次の週に「She Does It Right」を聴いてしまった。
Dr. Feelgoodがラジオでかかった。「I Don't Mind」だったと思う。
シンプルでイカす。何しろ曲が短い。"このバンドいいよ!"って思っていたら、次の週に「She Does It Right」を聴いてしまった。
⇒詳細
2013.04.03
第12回 The Next Big Thing
"ディクテイターズ持っている?”と名古屋のライブハウスで声を掛けられた。
”持っているよ”と答えると”「サーチ・アンド・デストロイ」カセットに入れて!”と速攻で頼まれた。
声をかけてきたのは、中村達也。もう30年近く前の話だ。
遂にパンクに突入!って思っていたら、奥歯に何かが詰まっているような気持ちの悪さがしてきた。
この気持ちは何なのかなあ、何か抜けているなあ?と頭の中にこびりついていた時に思い出したのが中村達也のひとこと。
このバンドが、ニューヨークのプレパンクとパンクを結びつける架け橋的なバンドでした。
”持っているよ”と答えると”「サーチ・アンド・デストロイ」カセットに入れて!”と速攻で頼まれた。
声をかけてきたのは、中村達也。もう30年近く前の話だ。
遂にパンクに突入!って思っていたら、奥歯に何かが詰まっているような気持ちの悪さがしてきた。
この気持ちは何なのかなあ、何か抜けているなあ?と頭の中にこびりついていた時に思い出したのが中村達也のひとこと。
このバンドが、ニューヨークのプレパンクとパンクを結びつける架け橋的なバンドでした。
⇒詳細